DTMをしていると何かと接続する機器が多くなってしまいがち。
- オーディオインターフェース
- MIDIキーボード
- 外付けSSD
- iLok などの認証キー
- モニターディスプレイ
などなど
私は Macbook Air (M1 2020) を使用しているのですが、Thunderbolt / USB 4 ポートが2つしか備わっておりませんので、ドッキングステーションは必須アイテムです。
そこで今回は私がかねてより使用している「Anker / PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション」をレビューしたいと思います。
Anker / PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション を選んだ理由!
世の中にドッキングステーションと呼ばれるものは多数ありますが、その中で私が「Anker / PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション」を選んだ理由をご紹介します。
価格が安い!
やはり価格は大事ですよね。笑
他に有力な選択肢としては、下記の製品がございます。
- Anker PowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt 3 Dock ドッキングステーション
- CalDigit / TS4 (THUNDERBOLT STATION 4)
- CalDigit / TS3 PLUS
- OWC / THUNDERBOLT 3 DOCK
- OWC/ THUNDERBOLT DOCK
- OWC / THUNDERBOLT GO DOCK
いずれの製品も優秀なドッキングステーションとして評価されていますが、安くても3万円台、高い商品では6万円オーバーと、周辺機器としては少し導入をためらってしまう価格設定となっております。
対して「Anker / PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション」は¥26,990税込 (2023年時点) となっておりますので、良心的なのではと思われます。
USB 接続で十分!
「Anker / PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション」は USB での接続ですので、繋ぐことが出来る機器は USB 接続に限定されます。
つまり、Thunderbolt 接続を要求するものは接続することが出来ません。
先ほどご紹介した他のドッキングステーション製品が高いのにはれっきとした理由がありまして、Thunderbolt 接続を採用しており、Thunderbolt も USB も何でも接続できるからなんですね。
DTMをしている方にとって、代表的な Thuderbolt 接続機器は Universal Audio / Apollo Twin X などでしょうか。
他にも、Apple / Studio Display などの高解像度ディスプレイも、Thunderbolt 接続を採用していることが多いので、ドッキングステーションを選ぶ際には要注意です。
USB PD で Macbook Air に給電可能!
Macbook Air (M1 2020) は、そもそも2ポートしかない仕様なのですが、付属してきたApple純正給電アダプターを繋ぐだけで残り1ポートになってしまいます…
1ポートたりとも無駄にしたくない場合、USB PD に対応したドッキングステーションを選ぶことで、ドッキングステーション経由で給電することが出来るようになり、Apple純正給電アダプターが必要なくなります!
※USB PDとは:USB Power Delivery の省略形です。メーカーの商品説明文では、この省略形が用いられていることがほとんどですので覚えておきましょう。接続先の機器に給電をすることが出来る USB ポートを「USB PD 対応」と表現します。
USB PD で供給できる W数は機器によって様々ですが、「Anker / PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション」では最大85Wまでの高速パススルー充電が可能です。
Macbook Air (M1 2020) に付属してくるApple純正給電アダプターは30W仕様ですので、85Wもあれば十分ですね!
映像出力端子が豊富!HDMI 端子も標準搭載!
地味ですが大事なポイントとして、「Anker / PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション」には HDMI 端子が標準搭載されています!
私も調べてみてから知ったのですが、意外と他のドッキングステーション製品には HDMI 端子が搭載されていないんですよね。
DisplayPort や USB-C 端子から変換すれば、もちろん HDMI を接続することが出来るようになるのですが、変換アダプターを用意するのは手間ですし、接続の安定性も心配ですので、HDMI 端子が標準搭載されているほうが何かと安心です。
また、HDMI 2.0 x2、DisplayPort 1.4 x1の合計3つと豊富な映像出力がありますので、最大で3つの外部モニターディスプレイに同時接続が可能となっています。
DTMをしていると、タイムラインやミキサー、メーター系のプラグインなど、常に表示したい情報が多いため、繋げられるモニターディスプレイが多いに越したことはありません。
※なお、Macbook Air (M1 2020) は外部モニターディスプレイは1枚までしか対応していませんので、私は豊富な映像出力があることの恩恵は受けられておりません。笑
実際に使ってみた感想
さて、長々と選んだ理由を書いてきたのですが、実際に使い始めてから気づいたことも書いておこうと思います。
フロントの電源 ON / OFF スイッチが便利!
「Anker / PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション」には、フロントに電源 ON / OFF スイッチが付いています。
購入前はあっても無くても変わらないでしょー、と思っていたのですが実際に使い始めてみると、これがかなり便利でした!
というのも、USB バスパワー駆動の機器の一括 ON / OFF として働いてくれるんです。
通常のハブで Macbook Air (M1 2020) に USB バスパワー駆動の機器を接続していると、常に電力を消費され続けてしまうんですよね。
よーし、作業終わった!と思って Macbook Air (M1 2020) をスリープにして寝て起きたら、バスパワー機器に電力を取られて電源が切れていました、すぐに使えません、ということが無くなったので快適です!
ドッキングステーションから、さらにハブへは繋げなかった
これはダメ元で実験してみたのですが、「Anker / PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション」のUSB Type-C ポートに「Anker USB-C 4ポート USB3.0 ハブ」を接続して、USB 端子を増やそうと試みてみましたが、全く認識されませんでした。
まあ、そうですよね。笑
というわけで、いまは Macbook Air (M1 2020) に2つあるポートの片方に「Anker / PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション」を、もう片方に「Anker USB-C 4ポート USB3.0 ハブ」をという形で、合計9つ挿せるようにして運用しています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私が使用中の Macbook Air (M1 2020) に限らず、ラップトップマシンは端子が少ないためお困りだった方も多いと思いますが、ぜひドッキングステーションを導入してストレスから解放されて頂ければと思います!
それでは、Have a nice gear !