TAOC / TITE-25GS レビュー!コスパ良しのインシュレーター!

スピーカーの音質向上に一役買ってくれる制振アイテム「インシュレーター」。

今回は、オーディオボードやスピーカースタンドの老舗「TAOC」のインシュレーター「TITE-25GS」を購入したので、レビューしたいと思います。

TITE-25GS」は、同ブランドの中ではエントリーモデルに位置付けられていますが、その実力やいかに!

目次

インシュレーターを買い替えようと思ったきっかけ

スピーカーは「FOCAL / SHAPE 50」を使用しています。

もともとはローテーブル + 座椅子 スタイルの環境で、ローテーブル上に設置するために「ISO ACOUSTICS / ISO-155」を使用していました。

しかしながら、ローテーブルスタイルはあまり快適な環境とはいえなかったために、ふつうのデスク + チェア スタイルに移行することにしました。

スピーカーも晴れてスピーカースタンドに設置することが出来るようになったのですが、そこで「ISO ACOUSTICS / ISO-155」を使用すると絶妙に高さが合わない…

というわけで、高さの変化が少ないインシュレーターを探し直すことになりました。

最終的には「TAOC / TITE-25GS」を選びましたが、次の項では候補に挙げていたインシュレーターも含めて、なぜ「TAOC / TITE-25GS」を選んだか説明していきたいと思います。

他の候補に挙がっていたインシュレーター

DMSD / DMSD 50

プロオーディオのジャンルで一番効くと噂の「DMSD」。

FOCAL / SHAPE 50」のサイズ感に対しては「DMSD 50」で十分だろうということで、お借りして試してみました。

良かった点:

とにかく出音が引き締まります!タイト!

アタック / リリース のメリハリがはっきりすることで、トランジェントに関わるコンプレッサーなどのエフェクト調整はしやすくなる印象でした。(というか、トランジェントにこだわりたくなる!笑)

悪かった点:

制振性が高いからでしょうか、中低域の量感が大きく減少します。(これのおかげか、逆に60Hzあたりの低域は聴こえやすくなりました。)

また私の環境では、高域が少々歪っぽくなってしまったため、今回は見送ることになりました。

Moof / Powercell

台湾のブランドが開発しているインシュレーター「Moof / Powercell」、お借りして試してみました。

良かった点:

周波数バランスは保たれたまま、全体的な解像度が向上する印象でした。

特に中高域〜高域の定位が整ってピントがあった感じになるので、ボーカルの処理がしやすくなります。

悪かった点:

特にありません!強いていえば、値段ですかね。笑

予算があれば、「Moof / Powercell」を選んでいたと思います。

TAOC / MSIP-14GS8

TAOCが最近リリースしたプロオーディオ向けのインシュレーターが「TAOC / MSIP-14GS8」です。

1万円台で買えるという価格に魅力を感じ、お借りして試してみました。

ちなみに「TAOC / TITE-25GS」は直径50mm、高さ20mm、250g/1個に対して、「TAOC / MSIP-14GS8」は直径40mm、高さ15mm、100g/1個なので、ひとまわり小さいです。

良かった点:

Moof / Powercell」ほどではありませんが、全体的な解像度が向上する印象でした。

悪かった点:

変化の幅が少なかったため、もう少し効果があってもいいかな…と思いました。

というわけで、ひとまわり大きなサイズ感の「TAOC / TITE-25GS」を選択することにしました。

開封の儀!

パッケージはなかなか高級感があります。

小さい箱ですが、250g x 8個 = 2kg なので、結構重いです。笑

中身は丁寧に梱包されています。

上下2段に分かれていて、合計8個入っています。

表面はつるっとしていますが、スピーカーを乗せても滑ることはありませんでした。

滑り止めシートが付属していましたが、特に無くても問題なさそうでしたので私は使用していません。

スピーカーの高さは、設置後もほとんど変わりありません。GOOD!

TAOC / TITE-25GS を1か月使ってみた感想

インシュレーターって何も無いと、明らかに音がボヤけてしまうので何かしらは欲しいんですよね。

しかしながら、何万円も払って良いものにしたいかと言うと、それも少し違うし…というアイテム。

※もちろん、大型スピーカーを導入されている方は、多少高くてもそれに見合ったインシュレーターを選択したほうが良いと思います。

今回選んだ「TAOC / TITE-25GS」は、音のボヤけはほどよく消化してくれて、価格は¥14,000 程度(2023年時)となっておりますので、コスパの良い製品だなと感じております。

また高さがほとんど変わりませんので、私の今回のニーズをうまく満たしてくれました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

インシュレーターなどのアイテムは凝り出すと沼ですが、「TAOC / TITE-25GS」は質と価格のバランスが取れた、ちょうど良い製品だと思います。

  • インシュレーターに何万円もかける予算は無いけど、それなりにしっかりしたものが欲しい
  • スピーカー自体の音質は気に入っているので、劇的な音質変化は望んでいない
  • 高さがあまり変わって欲しくない

という方には、オススメですよ!

それでは Have a nice gear !

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